- スミチオン500倍水溶液5リットルを用意。普通は1000倍希釈で良いのだが、今回は強烈版にしてやった。
- 防護服。帽子、ゴーグル、手袋、長袖長ズボン、靴下に靴。
- 火箸〔タング〕、剪定バサミ、ビニールゴミ袋〔90リットル〕を準備。
- 薬剤散布、あまり一カ所に集中してかけると、チャドクガがぽたぽた地面に落ちてしまうので後の回収がやっかい。敵が枝葉に着いたまま死ぬように散布量を加減する。
- 散布が終わると、枝の剪定。枝が揺れないように細心の注意を払うこと。枝が揺れると死んだチャドクガが毒粉をまき散らす。火箸〔タング〕で枝を掴み、その下を剪定バサミでそっと剪る。剪った枝はチャドクガごとゴミ袋に回収。
- 地面に落ちたチャドクガの死骸も一つ一つ火箸で回収しゴミ袋に。
- ゴミ袋を密閉する。おしまい。
むかし余丁町に住んだ永井荷風もツバキに集るチャドクガには苦労した。「園丁すら近づこうとせず」と散々文句をいいながら、手燭ロウソクで一つ一つ焼き殺したとのこと〔『断腸亭日乗』)。現代は化学の進歩で農薬があるから便利。「無農薬園芸」などアホなことに拘る人はどうぞロウソクでチャドクガ退治をしてくだされ。おいらはゴメン。